わかりやすい。
読んでいて実にこみいったところまで理解を深めるところができました。 個人的にはゲイの老後についての分析が実に面白かったです。 伏見氏の見解にはいつもながら驚かされます。 わかりやすい上、実に間口の広い入り口を提供してくれます。 まさにタイトルに偽りなし。
「入り口」以降をどう考えるのか
『同性愛入門』というそのタイトルを裏切らないように、本書の中では同性愛者に関わる様々な主題が集められ、単にライフスタイルに焦点を当てるに止まらず、性感染症の問題から表現・表象文化にいたるまで手広くカバーをしている。その点で、「同性愛者の内面を分かってほしい」という趣向のもと編纂されたような書籍とは一線を画している、と言えるだろう。後半の映画・ブックガイドも、同性愛者として生きる当事者のみならず、それ以外のセクシュアリティの人々にとっても活用しがいのある内容となっていて、別冊宝島『ゲイの贈り物』以来の貴重なデータベースとして活用できるに違いない。その意味で本書の価値は掛け値なしに高いと言えるが、問題はここからどのように自らの「ゲイライフ」を構築していくのか、という部分にある。本書によって、あらゆる読者にとって適切と言える「入り口」が示されたのはいいが、「その後」をどのような選択肢があるのか、という点が全体として不明瞭であるのは痛い。もっとも、それは書き手が考えることではなく、読み手が実践すべきことなのだろう。しかし、あり得る選択肢がもう少し提示されていてもよかったのではないか。
「入り口」以降をどう考えるのか
『同性愛入門』というそのタイトルを裏切らないように、本書の中では同性愛者に関わる様々な主題が集められ、単にライフスタイルに焦点を当てるに止まらず、性感染症の問題から表現・表象文化にいたるまで手広くカバーをしている。その点で、「同性愛者の内面を分かってほしい」という趣向のもと編纂されたような書籍とは一線を画している、と言えるだろう。後半の映画・ブックガイドも、同性愛者として生きる当事者のみならず、それ以外のセクシュアリティの人々にとっても活用しがいのある内容となっていて、別冊宝島『ゲイの贈り物』以来の貴重なデータベースとして活用できるに違いない。 その意味で本書の価値は掛け値なしに高いと言えるが、問題はここからどのように自らの「ゲイライフ」を構築していくのか、という部分にある。本書によって、あらゆる読者にとって適切と言える「入り口」が示されたのはいいが、「その後」をどのような選択肢があるのか、という点が全体として不明瞭であるのは痛い。もっとも、それは書き手が考えることではなく、読み手が実践すべきことなのだろう。しかし、あり得る選択肢がもう少し提示されていてもよかったのではないか。
見ているだけで感動!
初心者向けの本として必要な情報が網羅されていて最適。 そうでない人にとっても、パレードのグラビアは感動!だし、 (イケメンがいっぱい写っている!) エッセイとしても面白く読める。 表紙のゲイの人が農業を地方でやっているということに、 感慨がありましたね。 こういう本って、差別がこんなに大変で……という感じで暗いのだけど、 これは勇気づけられるし、明るい展望が持てる。
若い人々向きの本
若い世代の人々であれば、性的指向の如何に関わらず、一度は読んでみて欲しい本です。 確かに「内外のゲイムーブメントの流れ」から「カミングアウト」、「親との関係」、「老後」、「セックス」、「友情」、「性感染症」、「レズビアン&ゲイ・スタディーズ」まで、男同士の性愛をめぐる様々なトピックをわかりやすく解説してあり、ゲイシーン、ゲイライフ全般を概観できて、色々と参考になります。しかしながら、本来「西洋社会」のように宗教的な偏見の無い日本に於いて、何故に未だに同性間の婚姻権が認められないままでいるのか、また同性間婚姻権が大きな政治的・社会的問題として取り上げられないでいるのか、という甚だ重要なポイントをもっと鋭く剔抉して頂きたかったものです。
ポット出版
同性愛がわかる本 クィア・ジャパン・リターンズ Vol.0 Generations / Realities ゲイ・カップル 男と男の恋愛ノート―恋と暮らしと仕事のパートナーシップ クィア・ジャパン・リターンズ Vol.1 ゲイという経験
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