ダボパンがかわいい
インターポール刑事と国際的暗殺者が画家の卵(チョン・ジヒョン)に同時に恋をするという悲しい恋の物語です。『インファナル・アフェア・シリーズ』のアンドリュー・ラウが監督しているせいか、韓流独特の湿っぽさをあまり感じなかった。しかし、『冷静と情熱のあいだ』でも思ったことだが、どうもアジア人というのはヨーロッパの風景になじまない。あの韓流No1女優チョン・ジヒョンをもってしても風景から浮いてしまっている感は否めない。
デイジーの栽培が趣味でクラシックを聴きながら印象派の解説書を読んだりする暗殺者の設定には、思わず背筋が痒くなったが、ダボパンがかわいらしいチョン・ジヒョンの顔に似合わぬ大胆な演技によってなんとなく許せてしまった。丸太の橋から川へ転げ落ちたり、恋人を待っている間口を空けて痴呆のような表情をしたり、流れ弾にあたって口から大量の血反吐を吐いたり・・・。顔と役のギャップが何とも魅力的な女優さんだ。
暗殺者が恋人の復讐(銃撃シーンのカット割はさすがにキレがあった!)をはたしたあとのエンディングに実は?が残る。はたしてこのシーンが回想なのか、はたまた『タイタニック』のような○○における再会シーンなのか。雨宿りをする日よけの下に、死んだ人以外の人間(生きているはずの刑事の上司とオランダ人たち)が登場するおかげで、かえって混乱を招くラストになってしまっている。
|
香港映画と韓国映画の融合作品
"香港のアンドリュー・ラウ監督と韓国のスターチョン・ウソンがタッグを組んだ作品。香港映画のスタイリッシュな感覚と韓流映画の切ないラブストーリーが融合したような映画。"
|
韓流ブームはいずこへ
豪華キャストなのに映画館はがらがらでした。話の舞台をオランダにしたのはなかなか良かったです。オランダが舞台の映画って意外にも少ないですからね。やや色の薄いカラーをつかって撮影しているのもどこか異国地味ていて良かったとおもいます。しかしオランダなのに何故か韓国人がこうも都合よく出会ってしまうのはやはり韓国映画ならではなのだろうか。後半チョン・ジヒョンは言葉を失ってしまうがそこがまた好演しています。
彼女の演出を一番うまく出来るのは今回は脚本に回ったクァク・ジェエンだが、いずれは彼女も彼を卒業しなければいけないだろう。この映画はその一歩かもしれない。次回作にも期待したい。チョン・ジヒョンが好きなので星4つにしました。そうでない人は星3つと考えてください。
|
対極する刺激同居の成功作
静と動が綺麗に同居したというか、恋愛物的な部分は前半半分は特に静かな印象で描かれ、同居した、殺し屋が次々に殺人を続けていく後半にいくほどサスペンスな部分と、対極する刺激がけっこう完成度が高く作られた映画かなと。良かったのは、作品に似合って使われた風景が綺麗。恋愛部分の描写は物足りなく思えるほどの静かさですが、見終えて儚さばかりがまず頭に残る良作かと。どこを見ても、つまらない脂肪は付いていない様な作品かという個人的感想。カップルでしみじみした感動を味わいたい時に見るも良しと思いましたが、別れた後少し、直ぐに次の恋愛を求めるばかりではなく、1?2年くらい経過して精神衛生がニュートラルになっている時に見た方が、今後経験する恋愛に対してのある種の抗体としても良いのではないかと、何となく思いました。
|
フラワー・・静けさと暖かさと二人の愛する想い
この映画は、温かい静けさのシーンから始まります。殺し屋のパクウィ役のチョン・ウソンが、デイジーの花畑でチョン・ジヒョン演じる、へヨンを見つけ壊れた橋を直したり、川に流された絵の具をそっと置いたり、又デイジーの花を送りそっと彼女の事を見守ります。へヨンも姿なき優しい人に恋をします。彼女の前に優しい男が現れへヨンは勘違いし恋をします。しかしこの男は捜査官でマフィアに狙われ銃撃戦となり、へヨンは声を奪われる。そして愛した男は刑事と知り、傷つく。そして絶対へヨンの前に現われないと誓ったパクウィが彼女の心を癒したい、その一心で彼女の傍に居続ける。嫌われ、邪魔者扱いされても。刑事はマフィアに殺され最後はパクウィが姿なきデイジーの花の送り主と知り、へヨンは組織のヒットマンから身を犠牲にしてパクウィを守り、お互いに本当に愛する人を知る、苦しめてごめん、愛した事を許してほしい。切なさと悲しみの愛の物語です。
|